紫外線や雨風から住まいを守る屋根。住宅の部位としては最も過酷な環境にあると言ってもよいでしょう。
当然、劣化の進行速度も早いです。そのうえ外壁とは違って目に触れる機会も少ないですから、何らかの症状が起きて初めて故障に気が付きました、というご依頼内容も少なくありません。そうなると、より大がかりな工事と費用が必要になってしまいます。
そういった事態を防ぐために、専門業者の定期診断をお勧めいたします。髙鹿板金では、屋根はもちろんのこと雨樋なども含めた定期診断を承っております。

金属屋根の場合はまず「色褪せ・錆・傷」が主な症状です。台風などの後には「浮き上がり・剥がれ」が起きてないかも必ず確認しましょう。
屋根の表面を保護している塗膜は、経年劣化で効果が薄れてきます。最初に色褪せが目立つようになり、次第に傷や錆が増えていきます。適切な時期に塗り替えを行えば問題ありませんが、そのまま放置していると最終的には屋根の交換・重ね葺きなど、より高額の工事が必要になってしまいます。

瓦屋根の利点はやはり耐久性の高さです。どんな環境にも強く、瓦自体は手入れの必要が殆どありません。
しかし瓦屋根の場合にも「谷どい板金」「雨押え板金」など、排水導線になる水切り板金部分はメンテナンスをしたほうが良いです。
なぜかというと、建設作業の都合上、水切り板金は瓦職人さんや大工さんが取り付ける場合が多いからです。板金工事は建設業の中でも専門的な作業ですから、水切り板金が正しく機能していない事も少なくありません。

他と比べると安価なため、一般住宅の屋根材として近年人気の建材です。やはりその分、性能も他とは見劣りしてしまいます。
まず、一番大きなデメリットは熱気・湿気を内側に留めやすいことです。野地板（屋根土台の板）が腐食する可能性が高く、藻や苔・ひび割れなどが発生しますから、耐用年数にはあまり期待できません。一般的に、15年ほどの寿命と言われています。

トタン屋根のことです。高い強度と軽量で安価なことから、工場・車庫・倉庫などの鉄骨の建造物によく使われています。
経年劣化等で塗膜が剥がれるとだんだん錆や傷が広がっていき、腐食・雨漏りに繋がります。
髙鹿板金では長尺の折板屋根の修理にも対応しております。ぜひご相談ください。